5月29日のXで、訪問看護・在宅ケアをめぐる制度と現場の投稿が相次いで注目を集めました。訪問入浴の場面で手袋を使った看護師の発信は約323万表示に達し、感染対策を専門職の責任としてとらえる視点に共感が広がっています。あわせて、施行直前に発出された令和8年度診療報酬改定の一部訂正で在宅薬学総合体制加算が見直された動きや、在宅での看取り、特定行為研修を修了した看護師による在宅処置の広がりも話題になりました。本記事では、その日に反響の大きかった訪問看護関連の投稿5件を、制度・経営・連携の観点から取り上げます。
本日のハイライト
- 訪問入浴で手袋を使う標準予防策をめぐる看護師の発信が約323万表示、6.1万いいねを集めた
- 令和8年度診療報酬改定の一部訂正が5月29日に事務連絡で発出され、在宅薬学総合体制加算2の見直しが約17万表示で話題に
- 特定行為研修を修了した看護師が在宅で胃瘻チューブ交換を担う変化を家族が記録、約4,564表示の関心を集めた
訪問入浴の標準予防策めぐる発信が323万表示、感染対策は「プロの責任」と共感
何が起きた?
5月29日、訪問看護師のアカウントが、訪問入浴のアルバイトで手袋を着けて対応したところ、利用者の家族から不快感を示されたという体験をXに投稿しました。投稿では、看護師が標準予防策(感染を防ぐために手袋などを用いる基本的な対策)として手袋を使う理由を家族に丁寧に説明したところ、相手が納得した様子だったと綴られています。素手で触れることが愛情の証だという受け止めに対し、手袋の着用は利用者と看護師の双方を守るための専門職の判断であるという考え方が、多くの共感を呼びました。在宅・訪問の現場で標準予防策をどう理解してもらうかは、感染管理と利用者・家族との関係づくりの両面に関わるテーマです。
注目の投稿
じ〜ま(@zima_NS)|訪問看護師
この投稿は約323万表示され、6.1万いいね・3,931リポストを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
– Chloe(@Simplypure01):「“素手=愛情”じゃなくて、“感染対策=プロとしての責任”なんだよね」と、手袋の意味を言語化する声(📎 投稿を見る)
– ゆっち(@lg85_o8z4):介護の現場でも同様のことを言われた経験があるとし、対応に苦慮した実体験を共有する声(📎 投稿を見る)
– マタマタ(@matamata_ikura):「誰も傷つけずに切り返せたの素晴らしい」と、説明の仕方を評価する声(📎 投稿を見る)
補足・情報の声
– 風に吹かれても(@6hOOXJDecsF4s8L):医療機関でも手袋を装着するのが通常だと指摘し、標準予防策の一般性に触れる声(📎 投稿を見る)
– ワタリ(@Ka0QPIQ37qZ9kgZ):「ホント看護師さんの仕事には頭が下がります」と、専門職への敬意を示す声(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 投稿者:じ〜ま氏(訪問看護師)@zima_NS
- 在宅・訪問の現場における標準予防策(スタンダードプリコーション)の考え方は、厚生労働省や日本看護協会が示す感染対策の資料が参考になります。詳細は厚生労働省の公式発表をご確認ください。
ポイント
標準予防策の意義を利用者・家族にどう伝えるかは、感染管理と信頼関係づくりを両立させる訪問看護の現場力に関わる論点です。
令和8年度改定の一部訂正が5月29日に発出、在宅薬学総合体制加算2を見直し
何が起きた?
5月29日、薬剤師のアカウントが、厚生労働省保険局医療課から発出された「令和8年度診療報酬改定関連通知及び官報掲載事項の一部訂正について」(同日付の事務連絡)をXで紹介しました。投稿によると、在宅薬学総合体制加算2(在宅医療に対応する薬局の体制を評価する加算)の記載が見直されたほか、地域支援・医薬品供給対応体制加算に関わる機器に心電計が追加されるなどの変更が含まれるといいます。施行を目前に控えた時期の訂正であり、在宅対応を担う薬局や、薬局と連携する訪問看護・在宅医療の現場にとって、加算の要件確認に関わる制度情報として注目されました。
注目の投稿
おくすりすくお(@okusurisukuo)|薬剤師
この投稿は約17万表示され、196いいね・21リポストを集めました。
Xでの反応
補足・情報の声
– いくよ(@ikimash194):「麻薬の患者で在宅薬学総合体制加算2が取れるのアツゥイ!」と、在宅対応の評価に前向きな声(📎 投稿を見る)
– カニジュース(@EHzHIbYKvt29sXU):セルフメディケーション機器に関する施設基準の解釈について確認を求める声(📎 投稿を見る)
– えいじ(@eiji_yamagata):変更箇所を確認するため通知の原本を見に行くとする声(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 投稿者:おくすりすくお氏(薬剤師)@okusurisukuo
- 一次情報:厚生労働省「令和8年度診療報酬改定関連通知及び官報掲載事項の一部訂正について(令和8年5月29日保険局医療課事務連絡)」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67729.html
- 加算の算定要件の詳細は、厚生労働省保険局および地方厚生局の公式情報をご確認ください。
ポイント
施行直前の通知訂正は加算の届出・算定に直結するため、在宅医療に関わる薬局・訪問看護の現場では一次情報での確認が欠かせないとされています。
特定行為研修修了の看護師が在宅で胃瘻交換、約4,564表示で在宅連携に関心
何が起きた?
5月29日、医療的ケアを必要とする家族を介護してきたアカウントが、胃瘻(おなかから胃に直接栄養を送るための管)のチューブ交換をめぐる在宅医療の変化をXに投稿しました。投稿によると、以前はチューブ交換のたびに通院していたものが、訪問診療の開始後は医師が自宅で交換するようになり、今では特定行為研修(医師の手順書に基づき一定の医療行為を看護師が担えるようにする研修)を修了した看護師が在宅で交換を担うようになったといいます。通院の負担が軽くなった経過を家族の視点で振り返る内容で、在宅医療における多職種連携と看護師の役割拡大を実感させる投稿として関心を集めました。
注目の投稿
ばあば(@baaba2609)|医療的ケアを担う家族
この投稿は約4,564表示され、129いいねと8件のリプライを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
– リヴァー(@Hu4UuC7upwbJeCM):「昔なら諦めなければならないことも今は治療出来る、のはありがたい」と、在宅医療の進展を歓迎する声(📎 投稿を見る)
– メガネ(@r8888444):自宅でチューブ交換ができるのは医療や看護師の研修のおかげだと、連携への感謝を示す声(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 投稿者:ばあば氏(医療的ケアを担う家族)@baaba2609
- 看護師の特定行為については、厚生労働省「看護師の特定行為に係る研修制度」のページが参考になります。詳細は厚生労働省医政局の公式発表をご確認ください。
ポイント
特定行為研修を修了した看護師が在宅で処置を担う流れは、通院負担の軽減と在宅医療の連携体制を考えるうえでの論点となっています。
在宅での看取りを綴った投稿が約10万表示、終末期ケアへの共感が広がる
何が起きた?
5月29日、訪問看護の現場に携わるアカウントが、過去に在宅で看取りに関わった利用者の家族と買い物先で偶然再会した際のエピソードをXに綴りました。投稿では、訪問のたびに利用者の部屋から明るい笑い声が聞こえていたことや、家族から感謝の言葉をかけられた場面が記されています。在宅での看取りは、訪問看護ターミナルケア療養費(在宅で終末期のケアを担う訪問看護を評価する制度)などに支えられ、在宅医や訪問看護師との連携体制のもとで成り立つ場面です。日々の関わりの積み重ねが家族の記憶に残ることを示す体験として、静かな反響を呼びました。
注目の投稿
柔らか仕上げのフクダウニー(@0rororeo)|訪問看護の現場に携わる発信者
この投稿は約10万表示され、3,330いいね・135リポストを集めました。
出典・一次情報
- 投稿者:柔らか仕上げのフクダウニー氏(訪問看護の現場に携わる発信)@0rororeo
- 在宅での看取りに関わる訪問看護ターミナルケア療養費等の制度は、厚生労働省医政局・中央社会保険医療協議会の資料が参考になります。詳細は公式発表をご確認ください。
ポイント
在宅での看取りは在宅医・訪問看護師の連携と制度的支えのもとで成り立つものであり、日常的な関わりの質が家族の体験を左右することを示しています。
全国の小規模特養49%が赤字との調査、在宅困難者の受け皿に懸念
何が起きた?
5月29日、介護分野での学びと場づくりに取り組むアカウントが、特別養護老人ホーム(特養)の経営状況に関する調査をXで紹介しました。投稿によると、全国の小規模特養の49%が赤字で、1法人1施設では67%、地域で唯一の入所施設では73%が赤字との結果が示されているといいます。投稿者は、特養が在宅生活の継続が難しくなった人や医療依存度の高い人、看取りが必要な人を支える地域の基盤であると指摘し、物価や人件費の上昇に介護報酬の引き上げが追いついていない点を背景として挙げました。在宅での療養が難しくなった人の受け皿に関わる経営課題として、訪問看護・在宅ケアの観点からも注目されました。
注目の投稿
坂野悠己(@yuki_sakano)|介護分野の発信者
この投稿は約1,177表示され、57いいね・8リポストを集めました。
Xでの反応
補足・情報の声
– 岡田宰臣(@okadatadaomi):国の方針や地域による供給状況をどう見ているのかと、制度の方向性を問う声(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 投稿者:坂野悠己氏(介護分野の発信)@yuki_sakano
- 特養を含む介護サービス事業者の経営状況は、独立行政法人福祉医療機構(WAM)の経営分析参考指標や、厚生労働省の介護事業経営実態調査が参考になります。詳細は各機関の公式発表をご確認ください。
ポイント
在宅での療養が難しくなった人を支える施設の経営悪化は、在宅と施設をつなぐ地域の支援体制全体に関わる課題として注視されています。
今日のまとめ
- 訪問入浴での標準予防策をめぐる看護師の発信が約323万表示で拡散し、感染対策を専門職の責任ととらえる視点に共感が広がった
- 令和8年度診療報酬改定の一部訂正が5月29日に発出され、在宅薬学総合体制加算2の見直しなどが在宅医療に関わる制度情報として注目された
- 特定行為研修修了看護師による在宅処置や在宅での看取り、特養の経営課題など、制度・経営・連携に関わる話題が多く取り上げられた
訪問看護をめぐる話題は、感染対策、診療報酬改定、看護師の役割拡大、在宅での看取り、施設経営まで多岐にわたりました。いずれも訪問看護の制度・経営・多職種連携に関わるテーマであり、ステーション内での情報共有や連携体制の見直しの参考になりそうです。
関連する質問(よくある疑問)
Q1. 在宅薬学総合体制加算とは、どのような薬局を評価する加算ですか?
A1. 在宅薬学総合体制加算は、在宅医療に対応する薬局の体制を評価する加算とされています。令和8年5月29日の事務連絡では関連通知の一部訂正が示されており、算定要件の詳細は厚生労働省や地方厚生局の公式情報での確認が望ましいとの指摘があります。
Q2. 看護師の特定行為研修を修了すると、在宅でどのような対応が可能になるとされていますか?
A2. 特定行為研修は、医師が作成する手順書に基づき、一定の医療行為を看護師が担えるようにする制度とされています。在宅では通院の負担軽減や対応の迅速化につながる場面があると考えられていますが、対象となる行為の範囲は研修区分や医師の指示によって変わるとされています。
Q3. 訪問看護や在宅薬学に関わる診療報酬改定の最新情報は、どこで確認できますか?
A3. 診療報酬改定に関する通知や事務連絡は、厚生労働省保険局や中央社会保険医療協議会の資料で公表されているとされています。施行直前に訂正が出る場合もあるため、最新情報は厚生労働省医政局公式サイトや各都道府県の担当窓口をご確認ください。
※本記事は制度・経営の観点からの情報提供です。医療判断や具体的な治療・ケア方針については、必ず主治医・担当看護師にご相談ください。

