5月30日のXで、訪問看護・在宅ケア分野の投稿が相次いで注目を集めました。中でも「訪問看護ステーションはほとんどiPadで記録を入れているのに、病棟はなぜいつまでもパソコンと台車なのか」という問いかけが17万回以上表示され、現場の共感を集めています。同日、特養入所当日の朝にキャンセルされた体験——「やっぱり、家で見ますわ」——を投稿したケアマネの声も6.5万回表示を記録し、在宅継続の複雑な実態と多職種連携の重要性を改めて浮き彫りにしました。
本日のハイライト
- 訪問看護のiPad記録が一般化する中、病棟との「ICT格差」投稿が17万回以上表示で共感拡散
- 特養入所当日キャンセル「やっぱり家で見ます」の体験談が6.5万回表示、在宅継続支援の課題に関心
- 訪問看護師が発信する「目に見えない障害」への理解を求める声に262いいね、職場インクルージョンへの問い
訪問看護とICT化:「iPadが当たり前」に17万回超の共感
何が起きた?
5月30日、病棟勤務の看護師・那須乃りん(@rin_142356)が「訪問看護ステーションはほとんどiPadで記録を入れているのに、私ら病棟はなぜいつまでもパソコンと台車なのか」という投稿を公開しました。この投稿は17万回以上表示され、1,029いいね・17リポスト・39件のリプライを集め、訪問看護と病棟間のICT化格差をめぐる議論の起点となりました。訪問看護ステーションでは、訪問中にiPadやタブレット端末を用いたリアルタイム記録が普及しつつあり、厚生労働省も在宅医療のICT活用推進を進めているとされています。一方、急性期病棟では端末・ネットワーク整備の遅れが指摘されており、同一医療・介護職種の間でも記録インフラに大きな差が生じているとの声があります。
注目の投稿
那須乃りん💉(@rin_142356)|看護師
この投稿は約17万回表示され、1,029いいねを集めました。
公開時点でリプライ・引用は確認できていません。
出典・一次情報
ポイント
訪問看護ステーションでのiPad記録標準化は業務効率と多職種情報共有の底上げに直結しており、病棟との記録インフラ格差が情報連携コストを高めているとの指摘が現場から相次いでいます。
特養入所当日キャンセル「やっぱり家で見ますわ」が問う在宅継続支援
何が起きた?
5月30日、ケアマネジャーの「せつなを」(@setsunawo56)が、特養(特別養護老人ホーム)入所当日の朝に利用者家族からキャンセルを告げられた体験を投稿しました。要介護4の利用者について、訪問介護・訪問看護・入浴介護のすべてを入所に合わせて調整済みの状態だったにもかかわらず、「やっぱり、家で見ますわ」の一言で在宅継続に変更されたという内容です。この投稿は6.5万回以上表示され、309いいね・27リポストを集めました。「介護がその人の居場所になっていることもある」という言葉が多くの反響を呼び、在宅ケア継続を支える多職種連携体制の重要性が改めて注目されています。施設入所とサービス調整のタイミングをめぐる課題は、厚生労働省の「地域包括ケアシステム」推進の文脈でも継続的に議論されているテーマとされています。
注目の投稿
せつなを│ケアマネ続けてる人(@setsunawo56)|ケアマネジャー
この投稿は約6.5万回表示され、309いいねを集めました。
公開時点でリプライ・引用は確認できていません。
出典・一次情報
ポイント
施設入所直前の方針変更は訪問看護・訪問介護・ケアマネが関わる多職種調整を全てやり直す事態を招き、在宅サービス継続体制の柔軟性と「入所前の最終意思確認プロセス」が連携上の課題として浮かび上がっています。
訪問看護師「目に見えない障害」の難聴、262いいねで職場理解の必要性に共感
何が起きた?
5月30日、訪問看護師の「mayu」(@mayupon_7777)が「目に見えない障害を抱えている人は沢山いる。私みたいに難聴もそのうちの一つ。聞こえない事で誤解を生むことが最近多々ある」と投稿しました。262いいね・13件のリプライを集め、訪問看護現場における職員の多様性への理解と合理的配慮の必要性が共感を呼んでいます。訪問看護ステーションでは近年、多様な背景を持つ人材の確保が経営課題となっており、難聴等の見えにくい障害を持つ職員への職場環境整備も経営上の重要テーマとなりつつあります。障害者雇用促進法に基づく合理的配慮の提供義務(平成28年4月施行)を踏まえ、ステーション運営側の対応が問われているとされています。
注目の投稿
mayu / 訪問看護師(@mayupon_7777)|訪問看護師
この投稿は約1,893回表示され、262いいねを集めました。
公開時点でリプライ・引用は確認できていません。
出典・一次情報
ポイント
訪問看護師が難聴等の見えにくい障害を抱えながらも現場に立ち続ける実態が共感を集めており、ステーション経営層には職員の多様性に対応した職場環境整備と合理的配慮の仕組みづくりが求められているとの指摘があります。
今日のまとめ
- 訪問看護のICT化(iPad記録)は現場標準になりつつある一方、病棟との格差が17万回表示で問われた
- 特養入所当日キャンセルに象徴される在宅継続の複雑な意思決定が、多職種連携体制の必要性を再確認させた
- 難聴等の目に見えにくい障害を持つ訪問看護師の声が広がり、ステーション経営における合理的配慮への関心が高まっています
訪問看護分野では制度・ICT・人材の3軸が同時進行で動いており、ステーション経営層・ケアマネ双方にとって現場情報の共有と多職種合意形成の仕組みが一層重要になっています。
関連する質問(よくある疑問)
Q1. 訪問看護ステーションでのICT化・タブレット活用は診療報酬上でどのように評価されていますか?
A1. 令和6年度診療報酬改定では「訪問看護医療DX情報活用加算」が新設されるなど、訪問看護のICT活用が診療報酬上でも評価されるようになったとされています。さらに令和8年度改定では多職種間でオンライン診療情報を共有した場合の「訪問看護医療情報連携加算(1,000円/月)」も新設予定とされており、詳細は厚生労働省の中医協資料をご確認ください。
Q2. 特養入所直前に在宅継続へ変更した場合、訪問看護・訪問介護等のサービス調整はどうなりますか?
A2. 施設入所に向けて調整済みのサービスは、在宅継続への変更が確定した段階でケアマネジャーが居宅サービス計画を再作成し、各事業所と再調整することとなるとされています。急な変更は各事業所の受け入れ体制にも影響するとされており、入所前の最終意思確認プロセスが連携上の重要ポイントとの指摘があります。詳細は各市区町村の地域包括支援センターへご相談ください。
Q3. 訪問看護ステーションにおける障害のある職員への合理的配慮はどのように整備すればよいですか?
A3. 障害者雇用促進法に基づき、雇用分野における事業主の合理的配慮提供義務は平成28年(2016年)4月から施行されているとされています。訪問看護ステーションでは難聴等の見えにくい障害を持つ職員に対し、文字・視覚情報の活用や業務上のコミュニケーション手順の調整等が有効との指摘があります。詳細は厚生労働省「合理的配慮指針(平成27年厚生労働省告示第117号)」または各都道府県の労働局をご確認ください。
※本記事は制度・経営の観点からの情報提供です。医療判断や具体的な治療・ケア方針については、必ず主治医・担当看護師にご相談ください。

