8月14日のXでは、職場の人間関係を理由に看護師5人と介護士3人が辞めたという投稿が約215万回表示され、介護・医療現場の人材定着をめぐる議論が広がりました。投稿によれば、看護師の確保に1人あたり60万円の紹介料と広告費がかかり、半年間で300万円の損失が出たとされています。同じ日には家族介護の分担や認知症の在宅介護をめぐる声も目立ち、本記事では反響の大きかった4件を事業所運営と家族の両面から取り上げます。
本日のハイライト
- 職場の人間関係を理由に看護師5人と介護士3人が離職し、半年間で300万円の損失が出たとする投稿が約215万回表示
- 老親の介護をきょうだいの一方に寄せる構図への投稿に約1.2万件のいいねが集まり、距離の取り方をめぐる助言が並ぶ
- 認知症の家族と暮らす負担を綴った投稿が約69万回表示、施設入所の是非をめぐって賛否が分かれる
看護師5人と介護士3人が離職、半年で300万円の損失
何が起きた?
8月14日午前、Xユーザーの那須優子さんが、勤務先で今年に入って看護師5人と介護士3人が辞めたと投稿しました。原因は職場の人間関係にあるとし、看護師と介護士の派遣会社からもクレームと取引停止の通告を受けたとしています。
看護師の確保には1人あたり60万円の紹介料(人材紹介会社に支払う成功報酬)と広告費がかかり、半年間で300万円の損失が出てもなお離職が止まらなかったといいます。投稿では、原因とされる職員が今月末で職を離れることになったとしたうえで、人手不足と経営に悩む病院はまずそこから着手してはどうかと呼びかけています。この投稿は約215万回表示され、9,986件のいいねが付きました。
注目の投稿
那須優子(@nasuyuko)
この投稿は約215万回表示され、1,444件のリポストを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
- キジトラ猫α(@j6i3x4):会社に損害を与えている以上、解雇は妥当だとの見方(📎 投稿を見る)
- 布団で寝たい(@Pi_Samm):自分の職場も似た状況だとしつつ、明らかに問題がある場合は異動などの対応が要るとの意見(📎 投稿を見る)
- Blueskyに移動しました。(@natsumeg1234):前の勤務先でも同じ対応をしてほしかった、いまも被害が続いているようだとの声(📎 投稿を見る)
反対・懸念の声
- almanos in japan 2(@corosas2019):損失が積み上がってようやく退職に至った経緯そのものへの疑問(📎 投稿を見る)
- フィリベルト(@ladron_del_ciel):「お局が発生しないシステムづくりが必要」と、個人が入れ替わるだけでは再発するとの指摘(📎 投稿を見る)
- 史蘭花凪(@aoriikaakane):そうなる前に経営側が手を打つべきだったという批判(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和6年度介護労働実態調査」結果の概要(直前の仕事が介護関係だった人の退職理由は「職場の人間関係に問題があったため」が24.7%で最多、うち「上司や先輩からの指導や言動がきつかったり、パワーハラスメントがあった」が49.1%):https://www.kaigo-center.or.jp/report/jittai/
- 厚生労働省委託事業「医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度」:https://www.jesra.or.jp/tekiseinintei/
- 厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」:https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
- 投稿には勤務先の名称が示されておらず、この事例そのものの一次情報は未確認です
ポイント
紹介料や求人広告費は離職が続く限り繰り返し発生する費用であり、職場の人間関係への対処を経営課題として扱う必要があるとの指摘が広がっています。
老親の介護をきょうだいの一方に、1.2万いいねの反発
何が起きた?
8月14日午後、Xユーザーのpさんが、きょうだいのうち女性の側にだけ老親の介護が回ってくる構図を挙げ、当事者に距離を取るよう促す投稿をしました。投稿は「ブラザーペナルティ」(きょうだいに男性がいることで女性側が不利益を受けるとする俗語)という言葉を用い、あらゆる面で不利益が偏りやすいと指摘しています。
この投稿は約78万回表示され、約1.2万件のいいねが付きました。リプライや引用には、住まいの移転や相続の扱いまで含めた具体的な助言が並んでいます。
注目の投稿
p(@p_ka2295079)
この投稿は約78万回表示され、609件のリポストを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
- あさり味噌汁(@ark_jojo54321):「余裕あるなら引っ越して戸籍に閲覧制限かける」と、距離の取り方を具体的に挙げる声(📎 投稿を見る)
- 卒塔婆小町(そとばこまち)@-黒ノ巣会-(@inferno20xx):遺留分は法的に認められており、相続放棄という選択肢もあるとの指摘(📎 投稿を見る)
- ともえりょーちん(@tomoryo0724):「介護を請け負ったら、人生破壊される」として、判断できるうちの決断を促す声(📎 投稿を見る)
- キム虎(@soukurokimyan):自分の状況と重なるとして共感を示す声(📎 投稿を見る)
- 那岐ちゃん(@nagi1216):相続は兄に譲り介護は引き受けないと伝えたうえで距離を取るべきだとする声(📎 投稿を見る)
反対・懸念の声
- まんごーさん(@mangogosan):「息子も娘も等しく可愛い」として、こうした線引きをする考え方が理解できないという声(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」(同居の主な介護者の続柄は配偶者22.9%、子16.2%、子の配偶者5.4%):https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/index.html
- 厚生労働省「介護休業制度特設サイト」(2025年4月施行の改正育児・介護休業法で、介護に直面した労働者への個別周知・意向確認などが事業主に義務づけられたとされています):https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/ryouritsu/kaigo/
- 投稿が触れている個別の相談内容については、一次情報は未確認です
ポイント
介護の分担は家族の話し合いだけで決まりがちですが、介護休業制度や相続の扱いを早めに確認しておくことが、負担の偏りを防ぐ手がかりになりそうです。
認知症の家族と暮らす負担、施設入所めぐり賛否
何が起きた?
8月14日夕方、Xユーザーのうりうりさんが、認知症の家族と暮らす日常では昼夜を問わず同じやり取りが続くとして、お互いのために施設入所を考えたほうがよいのかと問いかけました。投稿には、心配から声をかけ続ける家族の様子が添えられています。
この投稿は約69万回表示され、1,867件のいいねが付きました。リプライや引用には、在宅介護を経験した人からの共感と、家庭ごとの事情を踏まえた慎重な意見の両方が寄せられています。
注目の投稿
うりうり(@yu_kaizyu)
この投稿は約69万回表示され、1,867件のいいねを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
- 壊神(@F9g0ZzgVkd1Dgkj):認知症になる前の人柄を思うとやるせないという声(📎 投稿を見る)
- 12(@12_owo_):自分が同じ状態になったときも穏やかに接してもらえたらという声(📎 投稿を見る)
- ねこだいすき(@nyantonio):ずっと優しい人だったからこそ同居が続いているのだろうという受け止め(📎 投稿を見る)
- おでんくん(@odenku_n_VRC):「介護の大変さは経験してみないと」として、施設も視野に家族が笑える環境をと促す声(📎 投稿を見る)
反対・懸念の声
- 猫叉(@BL1815):「入れれない事情は各家庭にあるんだから外野は口出したらアカン」と、当事者以外の助言に釘を刺す声(📎 投稿を見る)
- カナ(@kana_0613_1):食事や就寝を気遣う言動であり、むしろ穏やかなほうではないかとの見方(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 厚生労働省「認知症」内「介護者への支援」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000167700_00001.html
- 厚生労働省「地域包括ケアシステム」(地域包括支援センターは高齢者の介護・医療・保健・福祉に関する総合相談窓口とされています):https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/chiiki-houkatsu/index.html
- 投稿者の家庭の状況については、個別の一次情報は未確認です
ポイント
在宅か施設かの判断は家庭ごとに条件が異なるため、抱え込む前に地域包括支援センターなどへ相談できることを知っておきたいところです。
自己評価が全項目満点、908いいねを集めた人事評価の悩み
何が起きた?
8月14日午前、Xユーザーのケンさんが、管理者を務めていた頃に、法人内の施設から出入りを断られていたケアマネジャーがいたと投稿しました。キャリアパス(職位や役割に応じた昇進の道筋)の評価時期に自己評価が全項目満点で提出され、管理者側が付けた評価にも反発があったと振り返っています。
この投稿は約13万回表示され、908件のいいねが付きました。リプライや引用には、事業所内の評価をめぐる似た経験が相次いで寄せられています。
注目の投稿
ケン(@LBomOmzwA7p8hba)
この投稿は約13万回表示され、908件のいいねを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
- おすみ(@lovenohaha):「仕事できない人ほど、自己評価が高いです」との声(📎 投稿を見る)
- tokobushi(@tokobushiunimi):訪問介護の現場でも似た人物に心当たりがあり、各地にいるのではという声(📎 投稿を見る)
- イルカmark2(@NlhknM5p4Q51953):周囲との衝突が続いても本人に自覚がない例に当たったという体験(📎 投稿を見る)
反対・懸念の声
- ごぜん(@shima2gozen3):自己評価が低すぎるとそのまま据え置かれてしまうとして、控えめすぎる評価にも問題があるとの指摘(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和6年度介護労働実態調査」結果の概要(労働者調査で「法人(事業所)や上司から働きぶりが評価される」を挙げたのは10.5%):https://www.kaigo-center.or.jp/report/jittai/
- 投稿は過去の勤務先での出来事を振り返ったもので、事業所名などの個別の一次情報は未確認です
ポイント
自己評価と他者評価の食い違いは個人の資質だけの問題ではなく、評価基準の共有と面談の場づくりが事業所側の課題として浮かびます。
今日のまとめ
- 職場の人間関係を理由とした離職は紹介料や広告費という形で費用に跳ね返り、今回の投稿では半年間で300万円と報告されました
- 令和6年度の介護労働実態調査でも、直前の介護の仕事を辞めた理由は「職場の人間関係に問題があったため」が24.7%で最も多いとされています
- 家族介護では、きょうだい間の分担や認知症の在宅介護をめぐり、当事者以外の助言の難しさを指摘する声が目立ちました
職場でも家庭でも、抱え込む前に相談先を確認しておくことが離職や共倒れを防ぐ一歩になりそうです。勤務先の相談窓口や地域包括支援センターの連絡先を、いまのうちに控えておくとよいでしょう。
関連する質問(よくある疑問)
Q1. 介護職が前の職場を辞めた理由で最も多いのは何ですか?
A1. 公益財団法人介護労働安定センターの令和6年度介護労働実態調査では、直前の仕事が介護関係だった人の退職理由は「職場の人間関係に問題があったため」が24.7%で最も高いとされています。その具体的な内容としては「上司や先輩からの指導や言動がきつかったり、パワーハラスメントがあった」が49.1%と最も多く挙げられているとされています。
Q2. 介護職員の採用で人材紹介会社を使う事業所はどのくらいありますか?
A2. 同じ調査では、採用活動で有料職業紹介所を活用している事業所は41.5%とされ、離職率が高い事業所ほど活用している会社数が多い傾向も示されています。事業者選びの目安として、厚生労働省の委託事業である「医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度」が設けられているとされています。
Q3. 職場の人間関係や家族の介護で悩んだとき、どこに相談できますか?
A3. 職場のトラブルやハラスメントについては、都道府県労働局や労働基準監督署内の総合労働相談コーナーで無料の相談を受け付けているとされています。家族の介護は、市町村が設置する地域包括支援センターが総合的な相談窓口とされています。詳細は各自治体窓口/厚生労働省老健局公式サイトをご確認ください。

