台風15号が本州に接近した8月11日、朝から夕方にかけてのXでは、荒天でも訪問看護の予定は消えないと伝える事業者の投稿に228件のいいねが集まりました。同じ時間帯には、92歳の一人暮らしをケアマネジャー・訪問看護師・ヘルパー・往診医が支える実例や、精神科訪問看護の場面で就労支援の資材を活用する実践(約1.2万表示)も共有されています。本記事では、災害時のサービス継続・多職種連携・人材確保という制度と経営の視点から、この時間帯に共有された4件を整理します。
本日のハイライト
- 台風15号が接近した8月11日、訪問看護ステーションの「お天気は荒れても」という発信に228件のいいねが集まった
- 92歳の一人暮らしをケアマネジャーら4つの職種が支える実例が共有され、引用には費用負担の差を問う声も並んだ
- 精神科訪問看護で就労準備の資材を活用する実践が約1.2万表示、看護と就労支援の接点に関心が向いた
台風15号接近でも止まらない訪問看護、事業者が発信
何が起きた?
8月11日朝、訪問看護リハビリステーションの採用公式アカウントが、荒天の中でも通常どおり訪問を続けていると発信しました。台風15号(チャンホン)はこの日、本州に接近して夜には関東へ達し、茨城・千葉・福島の各県には暴風警報が出されています。投稿は「連日の看護や定期的なリハビリを必要とされる方は常にいらっしゃいます」として、天候にかかわらず中断できないサービスがあることを示しました。訪問看護は利用者の自宅へ出向く形態のため、災害・悪天候時の対応方針をあらかじめ定めておく必要があり、介護保険の事業所には業務継続計画(BCP、災害や感染症の発生時にもサービスを継続するための計画)の策定が求められています。
注目の投稿
ゆら訪問看護リハビリステーション 人事採用公式(@yurarecruit)|訪問看護ステーション公式アカウント
この投稿は1,388表示に対し228件のいいねと2件のリポストを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
- 古賀優美子@介護福祉×医療の現実と声を社会へ届けるライター(@yumiko_writer):荒天の中で看護やリハビリにあたる人たちへの敬意を示し、安全に業務ができるよう願う声(📎 投稿を見る)
補足・情報の声
- ゆら訪問看護リハビリステーション 人事採用公式(@yurarecruit):現場では地域包括支援センターの保健師をケアマネジャーと呼ぶことが多いと補足しつつ、「常に平穏無事を目指したい」と応答(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 台風15号(2026年)の位置・進路と警報発表状況:日本気象協会 tenki.jp 台風15号(2026年) 最新位置・進路予想
- 業務継続計画未策定減算の新設と適用時期:厚生労働省 社会保障審議会介護給付費分科会(第239回)資料1 令和6年度介護報酬改定の主な事項について
- 投稿本文(X):https://x.com/yurarecruit/status/2086923799518495127
ポイント
荒天時に訪問を継続できるかどうかは個人の頑張りではなく業務継続計画と連絡体制の設計に左右されるため、ステーション単位での事前の取り決めが要点になります。
92歳の一人暮らしを支える4職種、在宅継続の実例が共有
何が起きた?
8月11日午前、前市議会議員のアカウントが、92歳になる母親の誕生日を家族で祝ったことを報告し、ケアマネジャー・訪問看護師・ヘルパー・往診医と家族に支えられて一人暮らしを続けている状況を紹介しました。要介護認定を受けながらも同居ではなく単身での生活を選び、複数の職種と家族が役割を分担している点が特徴です。在宅で単身生活を続ける利用者への支援は、居宅サービス計画を軸に訪問看護・訪問介護・訪問診療を組み合わせる形が一般的とされ、夜間や緊急時の連絡をどこが受けるかが実務上の論点になります。この投稿の引用には、そうした体制を使えるかどうかは費用負担によって左右されるのではないか、という指摘も寄せられました。
注目の投稿
中曽ちづ子🌸前川西市議会議員(@jeanne_otsuru)|前市議会議員
この投稿は2,776表示に対し95件のいいねと5件のリポストを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
- ゑふG(@fnahitodesu):自分の母親と同年代だとして、変わらぬ健康を願う声(📎 投稿を見る)
- 東西南北こうせつ(@kousetsu_1019):元気そうな様子を喜ぶ朝のあいさつ(📎 投稿を見る)
反対・懸念の声
- 池羽龍之介🗣️自由の夜明けだ!(@yamato_takeru):支えている職種を列挙したうえで、金銭的な余裕がない人はどうなるのかと費用負担の差を問う引用(📎 投稿を見る)
- 滝本淳助(@takimotonosekai):「ぜんぜん そんなこと ないですよ」と短く応じる返信(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 緊急時訪問看護加算を含む訪問看護費の構成:厚生労働省 指定居宅サービス介護給付費単位数の算定構造(令和6年4月改定)
- 令和6年度改定の全体像:厚生労働省 令和6年度介護報酬改定について
- 投稿本文(X):https://x.com/jeanne_otsuru/status/2086982013450645936
ポイント
単身での在宅生活は各職種の努力だけでなく、夜間・緊急時の連絡体制と費用負担の見通しが揃って初めて続くため、ケアプランを組む段階での確認が要点になります。
精神科訪問看護で就労準備の資材を活用、約1.2万表示
何が起きた?
8月11日夕方、精神科訪問看護に携わる発信者が、就労支援の場で使われる資材を訪問看護の場面でも繰り返し活用していると投稿しました。利用者と一緒に就労準備性のチェック項目を確認しながら、次に何へ取り組むかを話し合う使い方を紹介しています。精神科訪問看護は医療保険の精神科訪問看護基本療養費として算定され、精神科を標榜する医療機関の医師が交付する精神科訪問看護指示書に基づいて提供されるとされています。生活の支援と就労の支援をどこが橋渡しするかは、訪問看護ステーションと就労支援事業所の連携をどう組むかという運営上の課題にもつながります。
注目の投稿
小瀬古伸幸 nobuyuki koseko(@nobuyukikoseko)|訪問看護の実践者
この投稿は約1.2万表示に対し127件のいいねと10件のリポストを集めました。公開時点でリプライ・引用は確認できていません。
出典・一次情報
- 精神科訪問看護基本療養費に係る届出:厚生労働省 近畿厚生局 訪問看護ステーションの皆様へ(令和6年度診療報酬改定に係る訪問看護療養費について)
- 訪問看護療養費の取扱い:厚生労働省 近畿厚生局 訪問看護療養費の取扱いの理解のために
- 投稿本文(X):https://x.com/nobuyukikoseko/status/2087109417661804773
ポイント
精神科訪問看護は医療保険の枠組みで動きますが、就労支援など他分野の資材や事業所とどうつながるかで利用者の選択肢が変わるため、連携先の把握が要点になります。
「街全体が仕事場」訪問看護の働き方を発信、48件のいいね
何が起きた?
8月11日朝、多摩市の訪問看護ステーションの公式アカウントが、訪問看護の活動範囲は病棟のような限られた空間ではなく街そのものだとして、働く場としての特徴を発信しました。さまざまな経歴の職員が集まり互いに支え合う環境があることを、「決して楽な仕事ではない」と率直に認めたうえで伝えています。訪問看護ステーションは小規模な事業所が多く、人材の確保と定着が経営上の主要な課題とされています。求人票の条件面だけでなく日々の発信で職場像を伝える手法は、費用を抑えながら関心層に接触する取り組みとして参考になります。
注目の投稿
【公式】多摩市訪問看護は~とふる多摩センター(@heartfultama)|訪問看護ステーション公式アカウント
この投稿は315表示に対し48件のいいねと2件のリポストを集めました。公開時点でリプライ・引用は確認できていません。
出典・一次情報
- 訪問看護の提供体制と人材に関する審議会資料:厚生労働省 社会保障審議会介護給付費分科会(第259回)資料3 訪問看護
- 投稿本文(X):https://x.com/heartfultama/status/2086944932783350106
ポイント
訪問看護の人材確保では条件の提示だけでなく働く場のイメージを日常的に発信できるかが差になるため、採用広報も経営資源のひとつとして位置づける視点が要点になります。
今日のまとめ
- 台風15号が接近した8月11日も訪問看護は継続され、荒天下のサービス継続が業務継続計画の実効性という論点につながった
- 92歳の一人暮らしを4つの職種で支える実例には、費用負担の差を問う引用も並んだ
- 精神科訪問看護と就労支援の接点が約1.2万表示、「街全体が仕事場」という人材メッセージが48件のいいねを集めた
災害時の連絡体制、単身利用者の緊急時対応、他分野との連携、そして採用広報。この時間帯に共有された4件はいずれも、個々の看護技術ではなくステーションの体制設計に関わる話題でした。自ステーションの業務継続計画と連絡体制を読み合わせる手がかりになりそうです。
関連する質問(よくある疑問)
Q1. 台風などの荒天時、訪問看護の予定はどうなるのですか?
A1. 介護保険の事業所には、災害や感染症の発生時にもサービスを継続するための業務継続計画(BCP)の策定が求められ、令和6年度介護報酬改定で未策定減算が新設されたとされています。訪問系サービスは令和7年3月31日まで適用が猶予され、その後は所定単位数の100分の1が減算されるとされています。
Q2. 一人暮らしの利用者の夜間・緊急時の連絡体制は、制度上どう評価されていますか?
A2. 介護保険では緊急時訪問看護加算、医療保険では24時間対応体制加算として、24時間の連絡と緊急訪問に応じられる体制が評価されているとされています。同一の利用者について算定できるのは1つのステーションに限られ、両保険の同月併算定はできないとの指摘があります。
Q3. 精神科訪問看護を利用するには、どのような手続きが必要ですか?
A3. 精神科を標榜する医療機関の医師が交付する精神科訪問看護指示書に基づいて提供され、ステーション側は地方厚生局長への届出が必要とされています。詳細は厚生労働省・地方厚生局の公式サイト、各都道府県の担当窓口をご確認ください。
※本記事は制度・経営の観点からの情報提供です。医療判断や具体的な治療・ケア方針については、必ず主治医・担当看護師にご相談ください。

