2026年6月から始まった訪問看護医療情報連携加算(医療機関と訪問看護ステーションが診療情報をやり取りした際に算定できる報酬)をめぐり、クラウドを使った情報連携の実践報告が6月10日のXで注目を集めました。あわせて2026年度診療報酬改定を受けた訪問看護経営の持続可能性、障害者シェアハウスでの訪問看護「囲い込み」の指摘、医療的ケア児と家族をつなぐ在宅サービスの交流イベントなど、制度・経営・連携にまたがる4つの話題が広がっています。本記事では、訪問看護ステーションの経営層・現場・ケアマネにとって押さえておきたい論点を制度と経営の視点から整理します。
本日のハイライト
- 訪問看護医療情報連携加算が2026年6月にスタート、クラウド連携の実践報告に65ブックマークが集まった
- 2026年度診療報酬改定を受け「看護師の頑張りに依存しない組織」を問う経営記事が発信された
- 障害者シェアハウスでの訪問看護「囲い込み」を問題提起した投稿が約6,700表示、28リポストに広がった
1トピック=1注目の投稿の構成で整理します。
訪問看護医療情報連携加算とクラウド連携の前進
何が起きた?
6月10日、看護師・保健師として発信する川添高志さんが、訪問看護ステーションから医療機関へクラウドストレージ経由で指示書依頼書・指示書・訪問看護計画書・報告書などを連携する取り組みを提案したところ、応じる医療機関が増えてきたと報告しました。背景には、2026年6月から始まった訪問看護医療情報連携加算(医療機関と情報連携した訪問看護に算定できる報酬区分)があるとされます。投稿では、加算そのもの以上に連携による業務上のメリットが大きいとの実感が語られました。本記事は制度・連携の観点から取り上げ、具体的な医療判断には踏み込みません。
注目の投稿
川添高志(@kawazoetakashi)|看護師・保健師
この投稿は約8,600回表示され、65件のブックマークと15件のリポストを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
– yuu(@yurukuikiruhito):クリニック事務の立場から導入をうらやむ声を寄せた(📎 投稿を見る)
– 平和的なJ(@peaceful_j_):「GWS導入・活用だけで円滑になる業務だいぶある」と業務効率化への期待を示した(📎 投稿を見る)
反対・懸念の声
– 荒木 庸輔(@yosuke_araki):クラウド利用について「3省2ガイドラインに準拠されたのでしょうか」と、医療情報の取り扱い指針との整合を確認した(📎 投稿を見る)
– 大田原正幸(@cursorvers):ガイドラインだけでなくクラウド事業者側の規約や契約の組み方もボトルネックになると指摘した(📎 投稿を見る)
– はさみ(@iyaitaxky):関連する連携体制の加算が取れる医療機関の少なさを疑問視した(📎 投稿を見る)
補足・情報の声
– 三谷祐也(@kurashiriha):指示書もやり取りできれば便利になる一方、HPKI(医療従事者向けの電子認証基盤)には医師の協力が要ると現場感を補足した(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 訪問看護医療情報連携加算は2026年度(令和8年度)診療報酬改定で新設された区分とされます。詳細は厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」および中央社会保険医療協議会の答申資料をご確認ください。
- 医療情報のクラウド管理に関する指針は、厚生労働省・総務省・経済産業省の「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」等(いわゆる3省2ガイドライン)が一次情報とされます。
ポイント
加算という制度的後押しを契機に、紙やファックス中心の情報連携をクラウドへ移す動きが進む一方、安全管理指針への準拠が導入の前提になるとの指摘が集まっています。
2026年度診療報酬改定と訪問看護経営の持続可能性
何が起きた?
6月10日、訪問看護の経営を論じる土井啓史さんが、「看護師の頑張りに依存しない組織へ」と題し、2026年度診療報酬改定を受けて訪問看護経営に問われ始めた「持続可能性」をテーマにした記事の公開を告知しました。改定のたびに現場の負担増で収支を保つのではなく、組織としての仕組みで持続性を確保するという経営課題を提起する内容です。本記事は経営・人材の観点からの紹介にとどめます。
注目の投稿
土井啓史(@keiji_d88)|訪問看護の経営を発信
「現場から考える訪問看護シリーズ」として、2026年度診療報酬改定下で訪問看護経営に問われ始めた持続可能性を論じる新記事を公開した、という趣旨の告知です。
この投稿は公開時点でリプライ・引用は確認できていません。
出典・一次情報
- 2026年度(令和8年度)診療報酬改定の内容は、厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」および中央社会保険医療協議会の資料が一次情報とされます。
- 訪問看護ステーションの経営実態は、厚生労働省「介護事業経営概況調査」や訪問看護事業に関する各種団体調査が参考になるとされます。
ポイント
報酬改定への対応を個々の看護師の頑張りに委ねるのではなく、組織の仕組みで持続性を担保するという視点が、経営層の論点として浮上しています。
障害者シェアハウスでの訪問看護「囲い込み」への問題提起
何が起きた?
6月10日、精神保健福祉士として発信するらふめいかーさんが、障害者向けシェアハウスをめぐる営業電話が続いている状況に触れ、グループホームと異なり人員基準や監査の枠組みが及びにくい形態があると指摘しました。一部には自社の訪問看護・介護サービスの利用を前提とする「囲い込み」とも取れる運営があるとの懸念を示しています。同時に、紹介できるグループホームが不足している現実にも言及しました。本記事は制度の死角と連携の観点から取り上げます。
注目の投稿
らふめいかー(@laugh_maker0426)|精神保健福祉士
この投稿は約6,700回表示され、28件のリポストを集めました。
Xでの反応
反対・懸念の声
– 蝉丸(@semimaru2016):「人員基準や監査がない」のはチェック機能も質の担保もないことだと危うさを指摘した(📎 投稿を見る)
– みらいのリスト(@mirailist):制度設計しだいではサービス利用が事実上の前提になりかねないと懸念を寄せた(📎 投稿を見る)
補足・情報の声
– cino(@cino_nakamura):管理人を置く運営もあり、利用者側の理解とあわせて安心・安全の確保が課題だと補足した(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 障害者グループホーム(共同生活援助)の人員・運営基準は、障害者総合支援法に基づく指定基準が一次情報とされます。詳細は厚生労働省の関連告示・通知をご確認ください。
- 一方、いわゆる「障害者シェアハウス」は事業類型によって規制の適用が異なり、サービス利用の強制は適切でないとの指摘があります。
ポイント
制度の枠組みが及びにくい住まいの形態では、訪問看護を含むサービスの「囲い込み」が起きうるとの懸念があり、利用者保護と適正な連携体制の確保が論点となっています。
医療的ケア児と家族をつなぐ在宅サービスの交流イベント
何が起きた?
6月10日、地域での活動を発信する日野さりあさんが、医療的ケア児や障がいのあるお子さんと家族の暮らしを支える在宅サービスについて、体験・相談・交流ができるイベント「ふくはぴんち Vol.2」を6月13日に開催すると告知しました。在宅で医療的ケアを必要とする家庭にとって、サービスの担い手や相談先と直接つながれる場は、地域連携の実装例として注目されます。本記事は制度・連携の観点から取り上げます。
注目の投稿
日野さりあ(@saria_hino)|地域活動の発信者
この投稿は約700回表示され、4件のリポストを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
– なかむら(@takuyasan_0307):「当事者やご家族同士がつながることで救われることも多い」と現場の声を政策につなぐ取り組みに期待を示した(📎 投稿を見る)
補足・情報の声
– なかむら(@takuyasan_0307):「制度だけでは解決できない悩み」を抱える家族にとって、当事者・支援者がつながれる場の大切さを補足した(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 医療的ケア児への支援は、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律(医療的ケア児支援法)に基づく施策が一次情報とされます。詳細はこども家庭庁・厚生労働省の関連ページをご確認ください。
- 訪問看護療養費は医療的ケア児の在宅療養を支える制度の一つとされ、中央社会保険医療協議会の資料が参考になるとされます。
ポイント
在宅で医療的ケアを必要とする家庭の支援は、訪問看護を含む多職種が地域でつながる体制づくりが鍵とされ、当事者と支援者が直接出会える場の意義が改めて示されています。
今日のまとめ
- 訪問看護医療情報連携加算(2026年6月開始)を契機に、クラウドを使った情報連携の実践が広がり、安全管理指針への準拠が前提と指摘された
- 2026年度診療報酬改定下で、看護師個人の頑張りに依存しない組織づくりという経営の持続可能性が論点に挙がった
- 障害者の住まいや医療的ケア児支援をめぐっては、制度の死角と地域連携の実装という2つの課題が浮かび上がった
訪問看護をめぐる話題は、制度改定・経営・連携が一体で動いていることを示しています。加算や改定の動向は一次情報で確認し、自ステーションの連携体制や人材戦略の見直しに役立てることが期待されます。
関連する質問(よくある疑問)
Q1. 訪問看護医療情報連携加算とは何ですか?
A1. 訪問看護ステーションが医療機関と診療情報を連携した場合に算定できる、2026年度診療報酬改定で新設された区分とされています。算定要件や点数の詳細は、厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」や中央社会保険医療協議会の答申資料で確認することが推奨されると考えられています。
Q2. クラウドで医療情報を連携する際に注意すべき指針は?
A2. 医療情報をクラウドで取り扱う際は、厚生労働省・総務省・経済産業省が示すいわゆる3省2ガイドライン(安全管理に関する指針)への準拠が前提になるとの指摘があります。事業者側の規約や契約条件も導入時の検討事項とされており、専門家への確認が望ましいと考えられています。
Q3. 診療報酬改定の最新情報はどこで確認できますか?
A3. 診療報酬改定の内容は、中央社会保険医療協議会の答申・資料と、厚生労働省が公表する改定関連の告示・通知が一次情報とされています。算定や運用の個別判断については、詳細は厚生労働省医政局公式サイト/各都道府県の担当窓口をご確認ください。
※本記事は制度・経営の観点からの情報提供です。医療判断や具体的な治療・ケア方針については、必ず主治医・担当看護師にご相談ください。

