7月6日のXで、訪問看護・在宅医療分野の投稿が病院統廃合と在宅シフトの構造論を軸に反響を集めました。在宅医の「病院統廃合の話」が約8万表示・ブックマーク172件と業界内で広く共有され、佐々木淳医師による「自宅でみとり」の神奈川県と高知県で5.5倍差との地域偏在提起、訪問看護現場からの在宅看取り情景、車椅子ケアハックの創意投稿が並びました。制度・経営・多職種連携の観点で読み解きます。
本日のハイライト
- ツチノコ在宅ケモ屋「病院統廃合の話」在宅医療への構造波及論が約8万表示・ブックマーク172件
- 佐々木淳医師「自宅でみとり」神奈川県は高知県の5.5倍、地域偏在提起が約8,619表示
- 訪問看護師Sの在宅看取り現場「家族も来ない方だったから最期は私が」が約3,625表示・いいね283件
- 雪村カム「車椅子にラップの芯」現場ケアハックの創意が約4.1万表示・いいね792件
トピック1:「病院統廃合の話」在宅医の投稿が8万表示、在宅医療への構造波及論
何が起きた?
7月6日午後、在宅医療に携わる医師のツチノコ在宅ケモ屋(@tsurutacl)が「病院統廃合の話」と題した投稿を行い、約8万回表示・ブックマーク172件・リポスト80件と業界内で広く共有されました。病院機能の再編・統廃合は、急性期病床の削減、後方支援病院の集約、地域医療構想調整会議での病床機能転換など多層的な論点を含み、在宅医療・訪問看護の受け皿機能に直結する構造変化として受け止められています。ブックマーク数がリポスト数の約2倍に達している点は、実務家が繰り返し参照する保存需要の高さを示唆します。訪問看護ステーション経営者にとっては、地域の統廃合議論が指示書発行元の医療機関配置・退院調整の連携先変更・24時間連絡体制の再設計に波及しうる論点です。
注目の投稿
ツチノコ在宅ケモ屋(@tsurutacl)|在宅医
この投稿は約8万回表示され、リポスト80件、ブックマーク172件、いいね341件を集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
- とーふや(@toofuya):厚労省資料1の39ページを典拠として提示し議論の裏付けを共有(📎 投稿を見る)
- チャロくん(@haino_san9):人口あたり20〜30万人に拠点病院1つで集約化が進めば利益率の高い患者層が集まり黒字化が進むとの見立てを共有(📎 投稿を見る)
補足・情報の声
- Ikkenraku(@Ikkenraku03):「みんな在宅医に流れて競争激しくなりますね」と統廃合後の在宅シフトを予測(📎 投稿を見る)
- ツチノコ在宅ケモ屋(@tsurutacl):診療報酬改訂で在宅医療機関の中でも急性期・慢性期・専門など機能分化が進むとの見通しを補足(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 地域医療構想と病床機能報告:厚生労働省「地域医療構想」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000080850.html
- 医療計画・第8次医療計画(在宅医療含む):厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/index.html
- 在宅療養支援診療所・在宅療養支援病院の施設基準:厚生労働省保険局医療課通知
- 訪問看護療養費・機能強化型訪問看護ステーション:厚生労働省「訪問看護療養費に係る指定訪問看護の費用の額の算定方法」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken15/
ポイント
病院統廃合は在宅医療・訪問看護の需給構造を長期に規定する政策論点との指摘があります。訪問看護ステーションでは、地域医療構想調整会議・病床機能報告の動向を、指示書発行元の再編・退院支援連携先の変更予兆として継続的に把握することが実務的な意味を持つと考えられます。
トピック2:「自宅でみとり」神奈川は高知の5.5倍差、佐々木医師が地域偏在を提起
何が起きた?
7月6日朝、在宅医療クリニックを運営する佐々木淳医師(@junsasakimdt)が、要介護高齢者の病院収容が在宅医療・介護事業の維持を困難にするとの構造論を投稿しました。「自宅でみとり」の地域偏在として、神奈川県は高知県の5.5倍との数値を提示し、過剰な病床が選択肢を奪い地域を歪めるとの見立てを示す内容で、約8,619表示・リポスト11件を集めました。西日本の病床数過多と首都圏の在宅シフトの対比構造は、地域医療構想における「偏在」補正の論点として繰り返し提起されているテーマで、都道府県間の在宅看取り率格差、訪問看護ステーションの分布、後方支援病院との連携密度が複合的に影響する論点です。
注目の投稿
佐々木 淳(@junsasakimdt)|在宅医
この投稿は約8,619表示され、リポスト11件、ブックマーク11件、いいね78件を集めました。
Xでの反応
反対・懸念の声
- Beatman(@beatman55):看取り可能な在宅インフラは都市部に偏在し地方に24時間対応マンパワーが不足しているとの反論、一部営利法人のホスピス住宅囲い込みが地域医療を圧迫しているとの指摘(📎 投稿を見る)
補足・情報の声
出典・一次情報
- 都道府県別在宅看取り率:厚生労働省「人口動態調査」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html
- 地域医療構想に関するワーキンググループ:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000080850.html
- 都道府県別医師偏在指標:厚生労働省「医師偏在指標」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198388.html
- 訪問看護ステーション数・利用者数の都道府県別動向:全国訪問看護事業協会 https://www.zenhokan.or.jp/
ポイント
都道府県間の在宅看取り率格差は、病床偏在・訪問看護ステーション分布・地理条件が複合的に影響する論点との指摘があります。訪問看護ステーション経営者・ケアマネにとっては、地域の看取り実績データを踏まえた事業計画・多職種連携協定の設計が、地域医療構想調整会議の議論と連動する時代に入っていると考えられます。
トピック3:訪問看護師の在宅看取り現場「最期は私が」、いいね283件で共感
何が起きた?
7月6日夕、訪問看護師のS(@sashitsuri7684)が、家族の来訪が難しい利用者の在宅看取りに立ち会った現場の情景を投稿しました。呼吸状態を確認し数分間手を握って声をかけ、看護師自身が最期を見守ったとの内容で、約3,625表示・いいね283件・リプライ10件と、業界外にも広く共感が拡散しました。訪問看護における在宅看取りは、訪問看護ターミナルケア療養費・24時間対応体制加算・緊急訪問看護加算など制度の下支えを前提に、退院支援看護師・ケアマネ・在支診との多職種連携で成立する複合的な業務です。家族の同席が難しいケースの増加は、独居高齢者の増加や家族関係の希薄化を背景に、訪問看護ステーションの運営設計にも影響する論点となっています。
注目の投稿
S(@sashitsuri7684)|訪問看護師
この投稿は約3,625表示され、いいね283件、リプライ10件を集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
- アキ(@hXZqVyXtzK8536):「これが本当に心に寄り添うケア」と行動で示す姿勢への学びを共有(📎 投稿を見る)
- ウヒョヒョヒョきんどーちゃん(@1965Seiya):「きっと安心して旅立たれた」と最期の情景への共感を寄せる(📎 投稿を見る)
- ロコロコ(@RokoRoko1107):「安心できる人を選ぶって言いますもんね」と看取りの現場心理への共感(📎 投稿を見る)
- AEAさん(@esk0qu3):「私からもありがとう」と看護師への感謝を寄せる声(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 訪問看護ターミナルケア療養費・24時間対応体制加算:厚生労働省「訪問看護療養費に係る指定訪問看護の費用の額の算定方法」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken15/
- 在宅ターミナルケア加算・緊急訪問看護加算:厚生労働省保険局医療課通知
- 人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000197665.html
- 訪問看護ステーションの運営に関する基準:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/index.html
ポイント
在宅看取りは訪問看護ターミナルケア療養費・24時間対応体制加算など制度の下支えと、多職種連携によって成立する業務との指摘があります。家族同席が難しいケースの増加を踏まえ、訪問看護ステーション経営者はグリーフケア・スタッフの心理的負担への配慮を運営設計に組み込むことが実務課題と考えられます。
トピック4:「車椅子にラップの芯」現場ケアハック、いいね792件で拡散
何が起きた?
7月6日昼、訪問看護師の雪村カム(@kamu_houkan)が、車椅子の特定位置にラップの芯を活用した現場ケアハックの投稿を行い、約4.1万表示・いいね792件・リポスト46件と広く拡散しました。福祉用具の既製品では対応しきれない個別のフィット調整を、身近な材料の転用で解決する現場の創意は、訪問看護・訪問リハビリ・福祉用具専門相談員が日常的に取り組む多職種連携の一場面を示すものです。ケアハックの共有は、若手看護師・介護職の学習機会としても機能する一方で、感染管理・安全性・耐久性の観点から福祉用具貸与事業所との連携や公式製品化の検討につながる論点でもあります。
注目の投稿
雪村カム(@kamu_houkan)|訪問看護師
この投稿は約4.1万回表示され、いいね792件、リポスト46件、リプライ40件を集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
- しのぶ幻鷲(@irodimazak):「椅子のこれ考えた人も天才」と杖立てのケアハックにも共感を寄せる(📎 投稿を見る)
- ぴり看護師ママ(@pirii0908):「本人も楽だし、看護師が操作するのも楽」と実務利便性を共有(📎 投稿を見る)
- 介護士K(@kaigo_kk):「何かしらの賞を貰っていいレベル」と創意工夫を称賛し、過去の類似事例も紹介(📎 投稿を見る)
反対・懸念の声
- 雪村カム(@kamu_houkan):投稿者自身が「本当は危ないこともあるから、あんまりよくない」と安全面への留保を補足(📎 投稿を見る)
補足・情報の声
- うさみ看護師(@usami_yori):「これってあるあるなんですか。知らなかった」と現場での認知度への疑問を共有(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- 福祉用具貸与・特定福祉用具販売の給付範囲:厚生労働省「介護保険における福祉用具」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/fukushi/index.html
- 福祉用具専門相談員に関する規程:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000075627.html
- 訪問看護における感染管理指針:日本訪問看護財団 https://www.jvnf.or.jp/
- 多職種連携の実務指針:全国訪問看護事業協会 https://www.zenhokan.or.jp/
ポイント
現場ケアハックの共有は、若手育成と多職種連携の学習素材として機能する側面がある一方、感染管理・安全性・耐久性への配慮が実務上の要点との指摘があります。訪問看護ステーションでは、ケアハックを福祉用具専門相談員・訪問リハビリと共有し、公式製品への置き換えや事業所内マニュアル化を検討することが望ましいと考えられます。
今日のまとめ
- ツチノコ在宅ケモ屋「病院統廃合の話」在宅医療への構造波及論が約8万表示・ブックマーク172件
- 佐々木淳医師「自宅でみとり」神奈川県は高知県の5.5倍差、地域偏在補正の必要性が提起
- 訪問看護師Sの在宅看取り現場が約3,625表示・いいね283件、雪村カムの車椅子ハックが約4.1万表示で拡散
7月6日は、病院統廃合・在宅看取り地域偏在という制度・政策の構造論と、現場からの看取り情景・ケアハックという実務叙述が並列で共有された1日でした。訪問看護ステーション経営者・ケアマネにとっては、地域医療構想調整会議の議論、機能強化型要件、多職種連携協定の設計を、事業所内共有や地域連携会議での対話材料としてご活用ください。
関連する質問(よくある疑問)
Q1. 地域医療構想における病院統廃合と在宅医療の位置付けは?
A1. 地域医療構想では2025年の医療需要を踏まえ、高度急性期・急性期・回復期・慢性期の4区分で必要病床数が推計され、慢性期病床の一部は在宅医療等で対応する需要として整理されているとされています。訪問看護・訪問診療は在宅医療需要の中核として位置付けられているとの指摘があります。
Q2. 訪問看護ターミナルケア療養費の算定要件は?
A2. 訪問看護ターミナルケア療養費は、死亡日およびその前14日以内に2回以上の訪問看護を実施し、ターミナルケア支援体制の記録などが要件とされています。24時間対応体制加算や在宅ターミナルケア加算と組み合わせて算定される場合が多いとの指摘があります。
Q3. 都道府県別の在宅看取り率データはどこで確認できますか?
A3. 厚生労働省「人口動態調査」の死亡場所別死亡数、および「地域医療構想に関するワーキンググループ」資料に都道府県別データが掲載されているとされています。詳細は厚生労働省医政局公式サイト/各都道府県の担当窓口をご確認ください。
※本記事は制度・経営の観点からの情報提供です。医療判断や具体的な治療・ケア方針については、必ず主治医・担当看護師にご相談ください。

