8月24日、訪問看護や在宅療養にまつわる投稿がXで相次ぎ、宅老所の看取り実践を伝える投稿には5.4万回表示・816件の「いいね」が集まりました。訪問看護と訪問リハビリを併用しながら通院を続ける利用者の投稿や、精神科訪問看護の頻度をめぐる当事者の疑問も反響を呼んでいます。本記事では、看取り期の意思決定支援・在宅ケアの多職種連携・精神科訪問看護の観点から3件の投稿を紹介します。
本日のハイライト
- 宅老所の看取り実践への問いかけが5.4万回表示、816件の「いいね」を集めました
- 訪問看護1時間・訪問リハ40分をこなした利用者の1週間の投稿が反響を呼びました
- 精神科訪問看護など複数の訪問支援が並行する例に、本人の休息を問う声が寄せられました
宅老所の看取り実践と「主体は誰」の問い
何が起きた?
8月24日、看取り期にある入居者への向き合い方をつづった宅老所(少人数制で地域に根ざした高齢者施設)スタッフの投稿がXで反響を呼び、5.4万回表示・816件の「いいね」を集めました。投稿者は、スタッフ自身が被災した状況の中でも入居者のケアに当たっていることに触れつつ、食事やトイレ介助を本人が拒む場面で、転倒などのリスク回避と本人の意思のどちらを優先するかという、在宅・施設ケアに共通する課題を紹介しています。看護師と介護スタッフが情報を共有しながら「主体は誰か」を問い続け、家族とも繰り返し話し合いを重ねてきた経緯が語られました。訪問看護の現場でも、看取り期の利用者に対して同様の意思決定支援や多職種連携が求められる場面は少なくありません。
注目の投稿
石井英寿(@manahanasou)|宅老所運営者
この投稿は約5.4万回表示され、128件のリポストを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
– 曽木 達|kaigo×kaigo ツナガル代表(@kuroyagi55):石井さんのケアの姿勢を「憧れ」とし、同じようなケアを広げていきたいと共感を寄せた(📎 投稿を見る)
– 鼻笛制作 羽生工房(@HamaSaru3gennki):数ある介護施設の中でも、本人らしい最期を選べる数少ない場所だと宅老所を評価した(📎 投稿を見る)
– MIKA(@1fhmo3):93歳の母を介護する経験から、安らかな最期のあり方を知って介護が楽になったと共感を示した(📎 投稿を見る)
– 🐈ぼんやりヨコさん(@crocus32th):祖父が最期まで人の手を借りずにいたいと望んでいたエピソードを重ねて紹介した(📎 投稿を見る)
補足・情報の声
– のびンこ(@N0BY_):自身にとって初めての看取り体験を振り返り、本人と家族の意向を尊重して多職種で連携する重要性に触れた(📎 投稿を見る)
– NANAMIN(@NANAMINkyanko7):自身の母を病院で看取った経験を振り返り、宅老所のような最期の過ごし方への関心を示した(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- この投稿に直接ひもづく制度上の一次情報は確認できていません。厚生労働省は「人生会議」(アドバンス・ケア・プランニング)として、本人が望む医療・ケアを家族や医療・ケアチームで前もって話し合う取り組みを普及啓発しており、詳細は厚生労働省公式サイトで確認できます。
ポイント
看取り期の意思決定は「安全」と「本人の意思」のせめぎ合いであり、看護・介護・家族が情報を共有しながら合意形成を重ねる多職種連携の姿勢が、施設か在宅かを問わず求められています。
訪問看護と訪問リハビリ利用者の1週間
何が起きた?
8月24日、複数の持病を抱えながら在宅療養を続ける利用者が、消化器内科・婦人科・脳神経内科の3診療科への通院と、訪問看護1時間・訪問リハビリテーション40分を1週間のうちにこなしたとXに投稿しました。休憩を挟みながら職員の支援を受けつつ体調改善に取り組む様子がつづられ、多くの反響が寄せられています。通院と訪問系サービスを組み合わせて療養を続けるケースは在宅療養者にとって珍しくなく、スケジュール調整が本人の負担になりやすい実情を映しています。
注目の投稿
花巻 姫。(@hime_pital)|訪問看護利用者
この投稿は1,949回表示され、4件のリポストを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
– 大阪祭酒(@oosakasaisyu):過密なスケジュールを気遣いながら励ましのコメントを寄せた(📎 投稿を見る)
– rouruuu(@rouruuuuu):日頃の投稿から伝わる頑張りに触れ、応援の声を寄せた(📎 投稿を見る)
– 谷口 貴陽(たた)(@tatahiro0415):以前からの投稿を追ってきた立場から、本人の生き方に敬意を示した(📎 投稿を見る)
補足・情報の声
– 吉村タミヤ(@tamiya0810):訪問リハビリテーションが始まったことに触れ、無理のないペースを願う声を寄せた(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- この投稿に関する一次情報の公表はありません。訪問看護と訪問リハビリの併用ルールは、医療保険・介護保険のどちらを利用するかによって異なるとされており、詳細はケアマネジャーや訪問看護ステーションへの確認が勧められます。
ポイント
通院と訪問看護・訪問リハビリを組み合わせて在宅療養を続ける利用者は多く、訪問系サービス側のスケジュール調整や情報共有が、本人の負担軽減につながる連携のポイントになります。
精神科訪問看護、週5回訪問への疑問
何が起きた?
8月24日、精神科病院から地域移行してアパートでの生活を始めた当事者が、退院後に「安全のため」として提案された支援サービスの多さに疑問を投げかける投稿をXに公開しました。投稿では、特別訪問看護指示書による週5回の精神科訪問看護のほか、家事援助や自立生活援助、デイケア利用など複数の訪問系支援が並行して組まれる例が示され、これほど頻繁に他者が生活に関わることが本人の休息につながるのかという疑問が語られています。地域移行後の支援体制をめぐるこの投稿には、同じような負担感を語る返信が相次ぎました。
注目の投稿
TATSUYA(@tatsuya92414853)|精神科訪問看護の利用当事者
この投稿は4,171回表示され、4件のリポストを集めました。
Xでの反応
賛成・共感の声
– ちぴろん@相談支援専門員(仮)(@gigi3416):様々な人が入れ替わり訪れる生活への抵抗感に触れ、本人が必要と感じた時に支援を受けられる形を望む声を寄せた(📎 投稿を見る)
– bipolar鍼灸師おさむん(@OsamuTsubomi):本人が望んでいない支援であれば気が休まらないと共感を示した(📎 投稿を見る)
反対・懸念の声
– FFR41MR(@FALKEN8012):週5回の精神科訪問看護の必要性に疑問を呈し、サービス量が支援の質より優先されていないかと懸念を示した(📎 投稿を見る)
– さとうさ(@Usakokko22):過剰な介入が「自立支援」の名目でかえって本人の負担になっていないかと問いかけた(📎 投稿を見る)
補足・情報の声
– とら(@oqto0910):自身は結局支援を断ったという経験を共有した(📎 投稿を見る)
出典・一次情報
- この投稿に直接ひもづく一次情報は確認できていません。精神科訪問看護の訪問頻度は、主治医が交付する指示書の内容に応じて定まる仕組みとされており、詳細は主治医または訪問看護ステーションにご確認ください。
ポイント
精神科訪問看護をはじめとする在宅支援は頻度や量が優先されがちですが、本人の意向を起点にした支援計画の調整が、地域移行後の生活の質を左右する連携のポイントです。
今日のまとめ
- 宅老所の看取り実践は、看護・介護・家族が意思疎通を重ねる多職種連携の重要性を示しました
- 訪問看護と訪問リハビリを組み合わせた在宅療養は、通院との調整が利用者の負担になりやすい実情が見えました
- 精神科訪問看護を含む複数の訪問支援は、頻度より本人の意向を起点にした調整が求められています
在宅・施設を問わず、本人の意思を軸にした多職種連携のあり方が今後も問われそうです。事業所内での情報共有や支援計画の見直しに役立てていただければ幸いです。
関連する質問(よくある疑問)
Q1. 人生会議(ACP)とは何ですか?訪問看護の現場とどう関わりますか?
A1. 人生会議(ACP、アドバンス・ケア・プランニング)とは、本人が望む医療・ケアについて家族や医療・ケアチームが前もって繰り返し話し合い、共有する取り組みとされています(厚生労働省)。訪問看護の現場でも、看取り期の意思決定を支える枠組みとして活用されているとの指摘があります。
Q2. 訪問看護と訪問リハビリテーションは併用できますか?
A2. 医療保険が適用される場合、厚生労働大臣が定める疾患等に該当すれば、医師の指示のもとで訪問看護と訪問リハビリを併用できるとされています。介護保険では同一疾患での併用に制限がある場合もあり、詳細はケアマネジャーや主治医への確認が勧められます。
Q3. 精神科訪問看護で週5回など頻回の訪問が行われるのはどのような場合ですか?
A3. 症状の急な悪化などにより主治医が「特別訪問看護指示書」を交付した場合、有効期間中は通常の回数制限が緩和され、頻回訪問が可能になるとされています。頻度に疑問がある場合は本人の意向を踏まえた相談が望ましく、詳細は厚生労働省医政局公式サイト/各都道府県の担当窓口をご確認ください。
※本記事は制度・経営の観点からの情報提供です。医療判断や具体的な治療・ケア方針については、必ず主治医・担当看護師にご相談ください。

