「こいつは健常者っぽいから」障害者雇用の選考に3,340いいね、「全員VTuber」のB型事業所に53万表示

「健常者っぽいから」障害者雇用の選考に3,340いいね、当事者から共感
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8月25日のXでは、障害者雇用の選考基準をめぐる短い投稿が3,340件のいいねを集め、当事者から「実感と重なる」という反応が広がりました。障害を会社に伝えるかどうかという論点も同日最多のいいねを集めており、開示と配慮の関係が改めて問い直されています。一方で、スタッフ全員がVTuberとして利用者に向き合う就労継続支援B型事業所の報道や、通級指導を担う教員の免許新設を求める声など、支援する側の体制に目を向ける話題も並びました。本記事では、8月25日に注目を集めた5つの話題を取り上げます。


目次

本日のハイライト

  • 障害者雇用の採用と不採用の理由を対比した投稿が3,340件のいいね
  • 障害を会社に伝えない選択をめぐる投稿が5,425件のいいねで本記事の5件では最多
  • スタッフ全員がVTuberの就労継続支援B型事業所を伝える報道が約53万回表示

「健常者っぽいから採用」障害者雇用の選考に3,340いいね

何が起きた?

8月25日、瀬名さん(@02bd025)が、障害者雇用における採用と不採用の理由を二行で対比させた投稿を公開しました。採用されるのは「こいつは健常者っぽいから」、不採用になるのは「こいつは障害者っぽいから」という対句で、選考の場で障害特性がどう見られているかを短く言い表したものです。この投稿は約11万回表示され、3,340件のいいねを集めました。リプライや引用リポストには、障害者雇用の枠で働く当事者から実感と重なるという声が寄せられた一方、配慮の量と採用の可否の関係を整理して考える投稿も見られました。

注目の投稿

瀬名(@02bd025

この投稿は約11万回表示され、179件のリポストを集めました。

Xでの反応

賛成・共感の声
tropic_とろぴー(@shadowban_80647:「健常者に擬態するのが上手いか」一芸に特化していないと採用されにくいのが実情だと投稿(📎 投稿を見る
あああああ(@UaXq2n:安く働ける「健常者っぽい」人が求められているだけではないかとして、改善の必要性を訴える(📎 投稿を見る
バサラ(@basa71048:企業が求めているのは「障害者っぽくない障害者」ではないかと指摘(📎 投稿を見る

反対・懸念の声
you(@asaDMAX14:分かりにくい障害の人ほど採用されやすいのだとすれば「障害者雇用の意味がない」のではないかと疑問を示す(📎 投稿を見る
Kaguya(@Ran2059732:求める配慮が企業の対応力を超えると不採用になり得る一方、できることと助けてほしいことの線引きを説明できる人は採用されやすいのではないかと投稿(📎 投稿を見る

補足・情報の声
みいちゃん情報屋さん(かがみん)(@butterfly777123:障害者手帳の所持と安定した勤務の見通しが前提となり、企業は障害特性の理解や必要な配慮を説明できるかを見ていると解説(📎 投稿を見る
わくどきさんの生活日記(@yuukinga:障害者向けの就職面接会で「障害に見えない」と誘われたものの、現場の反発で白紙になった経験を明かす(📎 投稿を見る

出典・一次情報

ポイント

障害者雇用の選考では「配慮が要らないように見えること」が有利に働くという当事者の実感が示されており、制度の目的と運用のずれを考える手がかりになります。


障害の非開示は「個人情報」か、5,425いいね

何が起きた?

8月25日、星(せい)さん(@BackupStar)が、精神疾患や発達障害を伝えずに入社することを悪いことのように語る風潮に対し、なぜ会社に自分の個人情報を教えなければならないのかという疑問を投稿しました。この投稿は約14万回表示され、5,425件のいいねを集めています。本記事が対象とした8月25日の障害福祉関連の投稿の中では、最も多くのいいねを集めた投稿です。投稿者は続く投稿で、「この会社は差別せずに配慮してくれる!」と思えるほど楽観的にはなれないため伝える意味がない、とも補足しています。

注目の投稿

星(せい)(@BackupStar

この投稿は約14万回表示され、500件のリポストを集めました。

Xでの反応

賛成・共感の声
Wasted antenna(@Wasted_antenna:他の疾患は入社時に自己申告しないのに、発達障害だけ申告すべきとされる理由が分からないと疑問を示す(📎 投稿を見る
長月 ほたる(@akiha0000:「伝える伝えないは本人の自由」だとして、当事者の判断に委ねるべきだと投稿(📎 投稿を見る
クリーム躁ダ(@qrrggw:得意不得意は誰にでもあるとして、程度によっては伝えない選択もあってよいと述べる(📎 投稿を見る
N(@9l_iui:そもそも開示が義務だと誰が決めたのか、と前提そのものを問い直す(📎 投稿を見る

反対・懸念の声
Rune(@Rune_r_k:伝えないのであれば「じゃあ配慮も要らんね」と、開示と配慮のトレードオフを指摘(📎 投稿を見る
SIM(@SIM1148092:後から会社側の責任に転嫁する意図がないのであれば問題ないのではないか、と条件付きで応じる(📎 投稿を見る
井上ェ(@QWWQR3Ui1g20695:何かが起きた後で伝えられても対応が難しいとして、事前に申告しておく必要性は高いと投稿(📎 投稿を見る

補足・情報の声
ころころ(@corocorocoron:履歴書の段階で住所や学歴など多くの個人情報をすでに提供している点を指摘(📎 投稿を見る

出典・一次情報

ポイント

障害に関する情報は、配慮を受けるための手がかりであると同時に、法律上は取り扱いに特別な配慮が求められる個人情報でもあり、当事者が板挟みになりやすい構造がうかがえます。


「全員VTuber」の就労継続支援B型に53万表示

何が起きた?

8月25日夜、ライブドアニュース(@livedoornews)が、うつ病と発達障害を経験した20代女性が「全員VTuber」の職場で働き始めたことを伝える集英社オンラインの記事を配信し、投稿は約53万回表示されました。記事によると、女性は不動産関係の会社で対人業務や事務処理につまずき、うつ病と軽度のADHD(注意欠如・多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。上司に伝えて電話応対を減らす配慮を受けたものの、事情を知らない同僚から理解を得られずに退職。就労移行支援事業所を経て障害者雇用で再就職しましたが休職し、その後オンラインの居場所と出会ったといいます。現在は兵庫県西宮市の就労継続支援B型事業所「ReverVワークス」で契約社員として週4日働いており、本人を含むスタッフ全員がアバターで利用者に応対し、動画編集の技術習得を支えているとされています。

注目の投稿

ライブドアニュース(@livedoornews|報道アカウント

この投稿は約53万回表示され、403件のリポストを集めました。

Xでの反応

賛成・共感の声
キマグレ倶楽部(@kimagure907:人を変えるのは根性論ではなく「環境」なのかもしれないとして、こうした居場所が増えてほしいと投稿(📎 投稿を見る
お前みたいな奴がいるから…(@re1ieve_stress:社会復帰を目指す人を匿名で中傷する側にこそ問題があると指摘(📎 投稿を見る
Robin(@aoMzkVzrIQ29486:「あの状態からチャレンジしたのすごい」と当事者の一歩を評価(📎 投稿を見る
ayumi(@aeyudmif:働けない自身の状況と重ね、学校の授業に出るだけでも負担が大きいと打ち明ける(📎 投稿を見る

補足・情報の声
名前未定(@xtdXu2LeCU95069:記事を読めば、女性が役所に出向くなど自ら動いていることが分かると補足(📎 投稿を見る
ネ 無 子(@nemu_momopink:一言で片付けてしまうと本人の努力や苦労がなかったことにされてしまうと投稿(📎 投稿を見る

出典・一次情報

ポイント

生産活動が単純作業に寄りやすい就労継続支援B型で、アバターを介した応対と動画編集の技術習得を柱に据える事業所が現れており、B型の役割の広がりを示す事例といえます。


通級指導の免許新設を求める声に3.7万表示

何が起きた?

8月25日、p&pさん(@pp77768378)が、読売新聞の教育記事を引用しながら「通級の免許も早く作って!」と投稿しました。通級による指導(通常の学級に在籍しながら、障害に応じた指導を一部の時間だけ別の場で受ける仕組み)を担う教員の専門性を高めるため、専用の免許を設けてほしいという趣旨です。この投稿は約3.7万回表示され、630件のいいねを集めました。リプライや引用リポストには、通級を担当する立場や保護者からの具体的な声が並び、免許新設の是非をめぐって見方が分かれています。

注目の投稿

p&p(@pp77768378

この投稿は約3.7万回表示され、93件のリポストを集めました。

Xでの反応

賛成・共感の声
きよ|小学校・中学校の二刀流教員(@kiyostyle8739:専門知識に加えて子どもとの関係づくりや担任との連携も必要だとして、免許があったほうがよいと賛同(📎 投稿を見る
ぴーたん(@dekobokob:特別支援の免許は知的障害が中心で、通級担当には十分に役立たないと感じていると投稿(📎 投稿を見る
あき(@3boy_mamAki:新卒で通級担当になった教員が休みに入った例を挙げ、希望した人が担当できる仕組みを求める(📎 投稿を見る

反対・懸念の声
晴れる父(@hareru0403:特別支援教育の一種免許があれば通級担当は十分に務まり、あとは現場で磨かれていくと投稿(📎 投稿を見る
ポジ子(@teacher21588895:免許があることを理由に、指導がうまくいかない原因を子どもの障害に帰してしまう例があると懸念を示す(📎 投稿を見る

補足・情報の声
やぎお(@yagiokorokoro99:通級の設置は増えても、担任が難しい教員や定年後の調整弁になっている現実があると指摘(📎 投稿を見る
umechan(@umechanjp:学習障害の知識がないまま字の書き方を叱る指導が残っていると訴える(📎 投稿を見る

出典・一次情報

  • 元投稿:https://x.com/pp77768378/status/2092032180730089528
  • 文部科学省「特別支援学校教諭の免許制度や教職課程、幼・小・中・高の教職課程における特別支援教育の在り方に係る方向性」(令和8年4月22日)には、特別支援学級担任や通級による指導を担当する教員について特別支援学校教諭免許状を有すること等の法令上の規定はないこと、担当教師のうち同免許状の保有者は約3割であることが記載されています:https://www.mext.go.jp/content/20260420-mxt_tokubetu01-000049269_001.pdf
  • 投稿が引用した報道記事の本文は未確認です。

ポイント

通級による指導の担当には特別支援の免許が法令上求められておらず、専門性をどう担保するかが制度側の論点として残っていることが、現場の声からも浮かび上がります。


放デイの持ち物めぐる投稿が114万表示

何が起きた?

8月25日未明、クローバーさん(@honey8clover)が、放課後等デイサービス(放デイ、障害のある子どもが放課後や長期休暇に通う福祉サービス)に残っているかもしれない子どもの衣類について、送迎する夫に確認を頼んだ際のやり取りを投稿しました。経緯を順に説明しても「なんで?」「どゆこと?」と問い返しが続き、最終的には自分で連絡するよう促されたといいます。この投稿は約114万回表示され、1,842件のいいねを集めました。投稿者は続く投稿で、自身がASD(自閉スペクトラム症)で説明が得意でないこと、本来は自分が送迎して職員に直接尋ねる予定だったことも明かしています。

注目の投稿

クローバー(@honey8clover|障害のある子どもの保護者

この投稿は約114万回表示され、57件のリポストを集めました。

Xでの反応

賛成・共感の声
閲覧用(@yong_lan81302:経緯が分からなくても「息子のズボンないですか」と尋ねるだけで済む話ではないかと投稿(📎 投稿を見る
にしのそら(@cham_piro2:理由や責任の所在を確かめないと動けないのはなぜかと疑問を示す(📎 投稿を見る
のんびり(@Q7mNb:普段対応していない側が詳しく聞き返すことで、かえって手間が増える経験に共感(📎 投稿を見る

反対・懸念の声
여름(@yeoleum725:説明する側とされる側の双方に負担がかかり、互いのストレスが大きそうだと指摘(📎 投稿を見る

補足・情報の声
佳宵(@snow_storm99:放課後等デイサービスの職員の立場から、メールや電話、連絡帳で直接尋ねたほうが確実だと助言(📎 投稿を見る
しゅみ(@shumi_tnchan:普段から通所先とのやり取りに関わっていないと、持ち物や行事の把握が難しくなると投稿(📎 投稿を見る

出典・一次情報

ポイント

送迎や持ち物といった日々の段取りが片方の保護者に集中すると、事業所とのやり取りも一人に偏りやすく、連絡帳や電話など事業所と直接つながる手段を家族で共有しておくことが負担の軽減につながります。


今日のまとめ

  • 障害者雇用の選考をめぐり、障害が目立たない人ほど有利になっているのではないかという当事者の実感が3,340件のいいねを集めました
  • 障害を会社に伝えるかどうかは5,425件のいいねを集める論点となり、配慮を受けるための情報提供と個人情報の保護の間で見方が分かれています
  • スタッフ全員がVTuberの就労継続支援B型事業所や、通級指導の免許新設を求める声など、支援する側の体制を問う話題も並びました

障害のある人が働き、学ぶ場では、本人がどこまで自分の情報を差し出すかという問題と、受け入れる側にどれだけ専門性と体制があるかという問題が、常に対になって現れます。就労や進路の選択で迷いがあるときは、お住まいの自治体の障害福祉担当窓口や基幹相談支援センター、就労移行支援事業所などに早めに相談してみてください。


関連する質問(よくある疑問)

Q1. 就労継続支援B型はどのような人が利用できるのですか?

A1. 厚生労働省の説明では「非雇用型」と位置づけられ、通常の事業所に雇用されることが困難な人が、生産活動を通じて就労に必要な知識や能力を高めるサービスとされています。対象例としては、就労経験があり年齢や体力の面で一般企業での雇用が難しくなった人、50歳に達している人や障害基礎年金1級を受給している人などが挙げられています。

Q2. 通級による指導の担当教員に、特別支援の免許は必要とされているのですか?

A2. 文部科学省の資料では、特別支援学級の担任や通級による指導を担当する教員について、特別支援学校教諭免許状を有することなどの法令上の規定はないと整理されています。担当している教師のうち同免許状の保有者は約3割にとどまるとされ、専門性の確保が課題として議論されています。

Q3. 放課後等デイサービスとのやり取りを家族で分担するには、何から始めればよいですか?

A3. 放課後等デイサービスガイドラインでは、事業所と保護者が日常的に情報を共有することが重視されているとされています。連絡帳や電話といった連絡手段を家族の複数人で共有しておくと、確認の負担が偏りにくくなるとの指摘があります。詳細は各自治体の障害福祉担当窓口/基幹相談支援センターへご相談ください。

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